サーマクールの性能を生かすも殺すも医師の能力にかかっています

サーマクールで得られるシワたるみの効果は高レベルな機械の性能によってもたらされるものですが、 同じ機械を使っても全く効果が得られないばかりか大きなリスクを背負ってしまうケースもあります。

サーマクール治療にまず求められるのは安全

間違った照射方法を行う施術者にかかると、火傷やリスクだけ受けて効果は全くナシなんてこともあります。 それでももし良い効果が得られたら、それは運が良かっただけです。

サーマクールは非常に高い出力の持つ医療器械です。どのように利用するのが良いのか、データを積み上げて検証している段階の 新しい医療器械です。だからこそ、安全が確認された方法のみメーカーは推奨しています。

正しい照射方法を行う施術者にかかると、納得のいく結果を得る確率がぐんと高まります。

高い技術を持つ医師には認定証

良い結果悪い結果、臨床報告が一番集積するのがサーマクールを開発あるいは販売しているメーカーです。そのメーカーは入ってきた情報を 分析して、リスクの少ない効果的な利用方法を医療機関にフィードバックします。

そして2004年夏にフィードバックされたのが「「トリートメントアルゴリズム」」という画期的な方法です。 これは、いわゆる同一期の複数回照射は危険として禁じていたものを一定の方法で解禁したものです。 とはいえ、その方法以外の複数回照射は推奨しないという見解に変更はないようです。

サーマクールの認定書

この効果的な照射方法は、複数回照射という通常ではリスクの含む手段をとるため、一部の医師のみに限定してメーカーが技術を指導しています。
注目すべきは「クリニックに」ではなく、「施術する担当医師に対して」技術指導を行うという点です。

そして、この効果的な照射方法を学んで実践できる「医師本人」に対して、 メーカーが認定証(トレーニング終了証書)を出しています。

複数回照射には医師の綿密なカウンセリングが不可欠

この新しい照射方法は、サーマクールの供給元であるサーメージ社が推奨する「トリートメントアルゴリズム」という考え方に 則った「マルチパス」のやりかたです。言葉どおりに解釈すると、マルチ=複数、パス=照射 ですから、「な〜んだ。二度撃ち三度撃ちすること なのか」と簡単に納得してしまいそうですが、実はそんな簡単なものではありません。

具体的なことはここでは書けませんが効果を出すためには何よりも、マルチパスを行うために必要不可欠なアウトライン作り のための事前カウンセリングが重要になってきます。この準備は、座標で言うZ-軸を考慮して行うもので、「フェイスリフト」を行う 際のカウンセリングに非常に良く似ています。これによって、従来の照射方法が二次元(X-軸、Y-軸)であったのに対し、 三次元(X-軸、Y-軸、Z-軸)まで考慮しようというものです。

マルチパスとショット数

クリニックの宣伝を見ると、よくショット数(何発照射します)をあげているケースがあります。

サーマクールのチップは1cm四方なので、一般的に顔全体を丁寧に照射すると150発前後はかかって当たり前です。 ですから、全顔で150発以上を謳っているところは当たり前のことを書いているだけで、それよりも極端に少ないと 撃ち漏れがないか疑ったほうが良いといえます。(ただし人の顔の表面積はそれぞれ異なるので一概には言えません。)
人によっては180発とか、シングルパスだけでもかかってしまうこともあります。

マルチパスは、この150発〜180発のシングルパスに加え、部分的に2回3回と照射していきます。そのため平均すると200〜300発近い 照射となります。

でも単に照射数が300発でも、前述したアウトライン作りのための事前準備(フェイスリフトの施術前カウンセリングのようなもの)を、 照射する医師がきっちり行っていなければ、本来得られるはずの効果が出ず逆にしんどいリスクを背負うことにもなってしまいかねません。

サーマクールの効果

サーマクールが果たして万人に効果があるかというと、これはNo! です。

では、あなたに効果があるのかというと、これもまたいずれとも断言することはできません。ただ、効果がほぼ期待できない人というのは、 しわの深い人です。どの程度の深さを言うのかは、クリニックでカウンセリングのときに確認していただけたらよいでしょう。 ただ変なクリニックに引っかかると、間隔をあけて何回か照射すれば大丈夫と適当なことを言ったり、必要がないのにフェイスリフト手術の営業を かけられたりするかもしれませんがクリニック選択を間違わなければそういったことも避けられるでしょう。 ちなみに、「クリニック選びは慎重に」の項目にもう少し丁寧に書いていますので参考にしてください。

深いしわの人は、いまのところ「フェイスリフト」しか方法がないようです。あるいは、充填物を使うか…。 ただ大きな違いは、「サーマクール」は自己の組織の再生にあるので、美容外科的なものと比べるともっともっと敷居の低い 誰にでも身近な存在であることは間違いないでしょう。

注意:「認定医」が行うトリートメントアルゴリズムは、認定医以外でもやり方を知っていれば行うことができます。

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  •   最終更新:09/28(金)
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